シラチャ生産性向上委員会、ネクストインダストリーのセミナー内容

ネクストインダストリー資料

タイのチョンブリ、ラヨーン周辺にある日系企業様(製造業、経営、生産管理、システム管理など)を対象に、2017年3月10日にシラチャ生産性向上委員会勉強会が開催されました。
当日はITに関して日頃抱えている問題・不安・困りごと等を持たれている製造業の方15名にご参加いただきました。
第1回目の全体のテーマは「後悔しない”攻め”のリスク管理」として、ネクストインダストリーの成合が製造業向けのIoT導入についてお話をさせていただきました。
当日のセミナーでお話した内容を書き起こしましたので、ぜひご覧ください。

−−以下書き起こし−−

■ネクストインダストリーセミナーテーマ

「業務が属人化するリスクを回避するために、限られた予算でIOTやシステムをどう活用していくか」

ネクストインダストリーの成合と申します。
本日はよろしくお願いいたします。

シラチャ生産性向上委員会資料

弊社はタイで製造業向けにIoTデバイスを使った現場改善コンサルティング業を行っている会社です。
タイ製造業のIT化によるコストやリスクの削減といった現場改善をIoT導入とコンサルティングを組み合わせることで企業の課題に合ったソリューションをご提案させていただいております。
本日は、IoT導入を実際に行った取り組みをもとにして、お話をしたいと思います。

まず、今回のお話を行うにあたり、業務の属人化によるリスクということはどういうことかを説明させていただきます。
業務が属人化するリスクとは、「定量的に把握できていないと、”現場改善”も感覚的なものになり、仕組み化できない」ことです。

シラチャ生産性向上委員会資料1

●正確ではない数字の管理
生産高や実績値の記録のミスや漏れ

●問題に応じた対応
エラーやトラブルが多いクレームが増えた製品のみを対象にしているため、問題が発生してからの対応になっており、都度の対応でしかなく根本の原因改善には繋がっていない。

●キャリアの長い生産技術者を日本から呼び、気づいた時に部分改善
企業にとってノウハウが詰まった存在のため効果が高いように思われますが、データ化や、ローカライズ、ノウハウを残せていないといった課題もある。

現場改善を行うための問題の認識が感覚的であったり、仕組み化されていないという状況では、何度も同じ問題に悩まされるということになりかねません。

とはいえ、定量的な判断をするための判断材料が正確な情報でなければなりません。現場の情報が正確に取得できていることが必要不可欠となります。

その中でも、弊社が打ち合わせ時によく聞く課題がこちらです。

ネクストインダストリー資料2

・タイ人スタッフの作業日報の記入でミス・漏れがある
・作業日報を埋めることが目的になり記入の精度が下がる
・トラブル発生時などは日報記入が後回しにされ、記入忘れ等が発生する
・作業日報の記入や集計に手間がかかっている
・進捗率の詳細が把握出来ていない
・把握までにタイムラグがある
・生産の遅れに対してフレキシブルな対応ができていない

こういった課題は企業様の現場からの意見を吸い上げたものになりますが、本日お越しになられている企業様も持っている課題ではないでしょうか。

本来は作業日報をデータ化をしていて、定量的な現場改善ができるものですが、
データの精度が低いがゆえに、定量化していないといった課題も営業時に聞きます。

しかも、精度が低い割に、コスト換算を行うと、こういった数字が出てきます。

シラチャ生産性向上委員会資料3

コスト換算すると累計で年間100万バーツ以上のコストがかかっていることになります。

そこで、弊社ではこれらの課題を解決するために、IoT導入により、人的ミスの削減や、取得する情報の精度を高め、現場の定量的な判断が出来る仕組みづくりをご提案します。

ネクストインダストリー資料2

「Dsync」というIoTのデバイスを取り扱っていますが、お使いの機械に取り付けるだけで稼働データの取得が可能になります。

こちらの製品を導入することにより、進捗率をリアルタイムに把握と作業日報の入力の簡素化と自動化が可能になります。

・進捗率をリアルタイムに把握
生産の遅れに対しフレキシブルな対応が可能になり、ムダに止まっている時間を削減することや、納期遅れのリスクを減少

・作業日報の入力の簡素化と自動化
オペレーターの人的ミスがなくなることで、記入漏れや集計忘れがなくなり、正確な情報の管理が可能になる

実際にIoTを導入していただいている企業様の一画面を見て頂きます。

シラチャ生産性向上委員会資料5

機械に取り付けたIoTデバイスを通じて、溜まったデータを管理画面で確認することができます。
今まで現場スタッフが手書きで書いていた作業記録が、このシステムに自動的に集計されていきます。

赤い部分がメンテナンスや段替え等の「任意の停止時間」です。
注目していただきたいのが、青い部分ですが、故障等のエラーによる停止時間になります。夜間のシフトになるとサボっている時間かもしれません。
しかし、現状の紙の記録だと適当に記載しているかもしれません。
よくある話にはなりますが、作業者は頑張っていた、管理者は不信感があるといった、コミュニケーションのすれ違いも、データがあることによって、管理者と作業者の共通言語ができます。

また、システム導入となると、現場のオペレーションが変わり、結局エクセルに戻っているということもあります。
IoTはとりつけるだけで、データが自動で溜まっていきます。
費用も安価にスタートできるため、費用対効果の実感が得やすいものとなっております。

IoTというと、大手ベンダーが工場全体の見える化を行いましょうといったご提案が多いかと思いますが、実際は目先のタイ人のケアレスミスをセンサーで解決しようというものです。

目先のリスクやコストを削減しつつ、長い目で見ると工場全体の最適化を行うことを可能にするものがIoTなのです。
定量化により、製造コストの詳細化による管理会計との連携や人事評価制度の見直しを行うことが可能になります。

本日のお話をまとめると、業務が属人化するリスクを回避するために、IOTやシステムをどう活用していくかという点に関しまして、定量的な判断材料をIoTによってデータ取得することで、3つのメリットを感じていただければ幸いです。

ネクストインダストリー資料6

1.人的ミスの削減や、業務の標準化が可能になる
2.手間をかけけずに、IoTデバイスがデータを自動で取得
3.現場のオペレーションを変えずに生産現場の詳細な見える化が可能

IoT導入のご検討の際にはご連絡をいただければ、より具体的なご提案をさせていただきます。

以上、ありがとうございました。

–以上−−

いかがでしたでしょうか。
タイでのIoT導入などに興味を持たれた方は、ネクストインダストリーまでご連絡をください。

メールのお問い合わせは下記より
info@nextindustry.asia